ヤクザと目つきの悪い女刑事の話 発売中！
みなさんおは今晩日和、晴十ナツメグです。
私はプロの漫画家をしていまして最近だとTwitterに上げていた ヤクザと目つきの悪い女刑事の話の5巻が発売中です！
「ヤクザと目つきの悪い女刑事の話」書籍化しました！
【コラム】いつか自分が漫画を描けなくなる日が来ることを考えないといけない事実
こちらはXでTwitterですこしつぶやいた内容を脚色したものです。
最近、大御所漫画家の訃報 や
自分が昔好きだった漫画家の絵の劣化具合を見ると
「自分が今まで通り描けなくなることも考えないといけないな」と思う。
やっぱり新人の時みたいに書き込みや
これを世に知らしめたい！というギラギラした渇望というものが
なくなってきてると感じる。
もちろん自分の中の承認欲求が作品が売れたことで
満たされてしまったというのもある笑
しかし、それにしても前ほどの無駄なものを描いていたあの感じはない
描いてても「これくらい描いておけば読めるでしょう」というレベルも
分かるようになり
手の抜きどころも分かるようになり
読者にもストレスを与えず
前ほどは読みやすい漫画が描けるようになったと思う。
精錬されたといえば聞こえはいいが
精錬されるたびに、なにか自分の中のとても残念な気持ちが広がるのだ。
最近「DIE WITH ZERO」という本を読んでる。
多少本を読んでる人は知ってる本だと思うが
死ぬときに財産０にしろよ！という極論が書かれた本だ
死んでいくお年寄りの3分の１は多額の財産を残して
死んでしまうという残酷な真実が書かれてる本。
今はFIREがブームになってるなかで逆張りしたような本。
しかしその内容はとても素晴らしい物で
その中で描かれたエピソードがとても興味深かったのだ。
そのエピソードははこんな感じ
元水泳コーチの人が
濡れたドル札のカクテル※名物 を飲むために それを飲むためには
30ｍ海を泳がないといけないもの※浅瀬なので大体の人は泳いで渡れる
しかしその元コーチの老人が
30ⅿを泳ごうとしたら途中で心肺停止の直前というあぶない状態になってしまい
自分が以前ほど能力を発揮できないのを自覚しないと
年をとっても自分はそのパフォーマンスを出せるだろうと錯覚してしまい
ずるずると先延ばしをしてしまう
と簡単にいうと そんなお話。
記憶で書いてるので間違えてたらすみません。
この本を引用したのには理由があって
どの人も 年月を重ねると
パフォーマンスを出す能力が落ちるという
残酷な真実が書かれている点だ
「え、じゃあ自分たちは作品発表できなるの！まだ世に出したいものがいっぱいあるのに！そんなのやだやだ！」
もちろん 今まで私のコラムを読んだことある人は分かると思うが
私を、ただ悪いことを言って放棄してるようなコラムニストと一緒にしないでほしい
実は対策方法がある。
それを今から紹介する。
自分がいつか書けなくなる事実に対する対策法
対策として
前にも言ったが
ペンネームを襲名制にする
あとは
作画スタジオ化してチームで制作する
このどちらかにしていかないとなと思ってる🤔
あとは、スタジオジブリみたいに大手会社に権利を売ってしまう
というやり方もある。
ただこれは、よほどその会社を信用しないとできない。
無名な漫画家の権利を買いたいという会社もすくないだろう。
という感じ。
漫画家は死ねば新作は出来なくなる…という話もあるが
ディズニーもウォルトディズニーが亡くなった後も
こうして世に作品を出し続けている。
日本の漫画かもそうなるべきなのではないかと
思っている。
日本の漫画も政府が無視できない位大きな産業になっている。
もちろん作品と共に死ぬ生き方も潔くてアート的でとてもいいと思う。
今回は私が漫画家だから、漫画家でかいたが
小説家、イラストレータ 創作する人 全員に当てはまると思う。
この記事は、漫画家である自分が
あくまでも、こんなやり方がありますよ。
というお話をしたかっただけですが
もしこのお話が創作する指針になってくれれば嬉しいです！
ぜひ次回の記事も読んでください！
晴十ナツメグ
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漫画のあとがき記事が読みたい人はこちら！
【コラム】いつか自分が漫画を描けなくなる日が来ることを考えないといけない事実
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