ヤクザと目つきの悪い女刑事の話 発売中！
みなさんおは今晩日和、晴十ナツメグです。
私はプロの漫画家をしていまして最近だとTwitterに上げていた ヤクザと目つきの悪い女刑事の話の5巻が発売中です！
「ヤクザと目つきの悪い女刑事の話」書籍化しました！
- 家畜人ヤップ―のあらすじ
- 初見読んだ後は3日間落ち込んだ笑
- 婚約者のクララが支配者層の心に染まっていく描写が丁寧に描かれて鱗太郎を思うと辛い。
- とにかくゲロが多い
- 排泄物を食べる描写も多い
- 改めて家畜人ヤプーとは
- 鱗太郎屈服する
- 家畜人ヤプーはおおざっぱなSM小説
- 他の記事はこちらで見れます！
- イベント参加 2024年12月30日 コミックマーケット105参加します！
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家畜人ヤップ―のあらすじ
今日は趣味記事。
ちなみに閲覧注意である。
警告はしました。
最近「家畜人ヤプー」という漫画を読みました。
もともとは小説らしく小説の方は未読です。
なので漫画だけを読んだ感想になります。
『家畜人ヤプー』は、沼正三が手がけた日本のSF小説で、未来の異質な社会を描いた作品です。物語の舞台は、20世紀の日本から訪れた婚約中カップル、ドイツ人のクララと日本人青年留学生麟一郎、未来の人類の支配層である白人に出会う場面から始まります。未来社会では日本人が「ヤプー」という名の家畜人間にされ、白人に従属する存在として扱われています。白人であるクララが彼らの支配階級の一員と見なされる一方、鱗太郎はヤプーとしての扱いを受けることに。彼らの関係や人間性を揺さぶる異文化の衝撃が、テーマとなっています。この作品は、人種や権力、服従の概念を大胆に描写し、読者に深い考察を促すディストピア小説として評価されています。
ちなみに東京大学物語を描いてる江川さんと仮面ライダーの原作者の石ノ森章太郎さん
バージョンを読みました。
江川さんのは、まだ途中なため途中までの感想になります。
初見読んだ後は3日間落ち込んだ笑
日本人は他の国よりも歴史が長く、天皇家をあがめている民族と思っていると
なかなかきつい。
それを、少なからず誇る心があるとさらに辛い。
とくに石ノ森さん版は、古い絵ながら人物ドラマの描写が見事で
同じ日本人である鱗太郎とどんどんシンクロしていく感覚があります。
多くの人は日本の歴史や神話を学習していないので
リベラル派ほどここの描写は辛いかもしれません。
読んでて何がつらいかというと
2千年以上の歴史がある日本の歴史は実は未来の白人が作ったのだー
というとんでも展開です。
しかも鱗太郎は親族が考古学者？歴史学者という事であり
親族に日本の歴史や神話を教え込まれている立場なので、
ひとつひとつの出来事がとてもショックがでかい。
そのうえ、なかなか、説得力がある感じに説明されるので
なんて面白い解釈なんだ笑っと思いながらも
だんだんダメージを受けていく感じです。
さらにクララの日本人(ヤプー)に対する気持ちとシンクロしていく感覚が
自分の中にも芽生えたことです。
日本人？家畜人でしょ？
読んでいるとそんな感覚に陥る、なかなか怖い漫画です。
※読み終わるとそんなことないんだけど
本当人物ドラマが見事で
婚約者のクララが支配者層の心に染まっていく描写が丁寧に描かれて鱗太郎を思うと辛い。
一度は日本人の妻になろうと愛し合ったクララが
支配者層の白人男性を見て容姿端麗でクララにやさしく接するので一目ぼれ
漫画では結構イケメンに描かれてる笑
未来の白人たちが話してるシーンで
引用：家畜人ヤプー（石ノ森章太郎デジタル大全）より
日本人はもともと 未来の家畜人であるヤプー(イザナミ・イザナギ)から反映した民族という
お話もでてきます。
あとはなんか宗教の話もでてきて、陰毛やらなんか下ワードがいっぱいでますが
彼らがまじめに話しているので いやらしい気持ちにもなる気がおきず
淡々と作者の宗教観の話が聞けます笑
最初はなんだこりゃって思うのですが
なるほどそういう解釈もあるのかーっと作者が博識だからこそ
説得力のある解釈が聞けます。
引用：家畜人ヤプー（石ノ森章太郎デジタル大全）より
終盤らへんの鱗太郎。
婚約者のクララが未来の白人と婚約を鱗太郎の上に座りながら発表するというシーン
実は私たちは未来の家畜人ヤプーから出来たヤプー(家畜人遺伝子)をもった
民族なのだー！とラストあたりにどーんと
説明されます。
クララも色んな話をきいているうちに、日本人はヤプー(家畜人)であるという洗脳？をうけてしまい
最後は鱗太郎を整形という名の奇形化手術で(肉便器)にして
自分のトイレにするという選択をします。
江川さん版は鱗太郎はさいふぉ性人形にされ完全にもの扱いに堕ちるらしいです。
とにかくゲロが多い
家畜人ヤプーの中では、白人の排泄物や性器？を称えるという
洗脳教育を受けている日本人(ヤプー)
そのせいか、やたらこの漫画に出る白人はゲロやつばをヤプーにあげる。
SMでもそういうプレイがあるのは知っているけども…
本当にうれしそうに受け止めるのが
なんとも異様で 見てると胃がむかむかしてくる笑
引用：家畜人ヤプー（石ノ森章太郎デジタル大全）より
うーんこの顔である笑
排泄物を食べる描写も多い
ヤプーには、日本人が肉便器(セッチン)にされる描写が多いです。
江川さん版では、「人間が一度科学の進んだ生活を知って逆戻り出来ないのと同じで
セッチンを知ってしまった上級白人は、せっちんがない時代には戻れないのと
同じなのだ」ってあって
「いや、同じじゃねーよ！！」と盛大なツッコミをいれた私です。
ちなみになんで日本人だけがこうなったかというと、日本人以外の黄色人種は
未来では、疫病やウイルスなどで絶滅してしまっているらしい…
絶滅してたほうが
幸せかもしれない…そう思わせる描写が多いです笑
私達今の時代の常識であれば「して…コロして…」ってなると思うのですが
小さい頃から優秀な肉便器になる教育を受けている日本人は、
かつて持っていた人間性もなく白人の排泄物と性器をありがたがって
その排泄物をたべたり、性器をなめたりする。
胃がむかむかするので
この辺にしておきます。
改めて家畜人ヤプーとは
この漫画で説明されているヤプーですが、分かりやすい言葉でいうと
整形(奇形化手術)をうけて白人たちの身の回りのお世話や
生活を豊かにする家具という表現がタダ良いかなとおもいます。
ヤプーの世界では、ヤプーの存在が認められたことにより
体の一部を移植したり、体を縮小したり
拡大したり移し替えたりする技術が発展しています。
それで色んな家畜人がこの漫画には登場します。
私が少し変わり者なだけかもしれませんが
その出てくるヤプー(家畜人)たちの設定がまぁ面白いんですよね。
一部抜粋します。
引用：家畜人ヤプー（石ノ森章太郎デジタル大全）より
家畜人としてこう改造すると上級白人が使いやすくなるという
説明が漫画に随所ちりばめています。
ストーリーに影響しない設定説明なので
文字読むのが辛かったら読み飛ばしても、まぁ漫画は楽しめます笑
それとこの家畜人たちが反乱を起こさないために
幼少期のころから訓練(洗脳)されるという説明もあり
読みながら自国の教育と照らし合わせざる得ないので
いつの時代 上が住みやすいようにシステムが作られているんだなと
思いながら 感心しながら読んでおりました。
この辺は石ノ森版よりは江川さん版のほうが絵も載せているので
説明部分に関しては、絵がしっかり描かれて説明されてる分
江川版の方がダメージでかいです笑
鱗太郎屈服する
最終回すっかり上級白人(イース人)に染まってしまったクララは
ヤプー契約をした鱗太郎に「イース人の化学ならヤプーになる前の人間に戻して
元居た地球に返すことが出来ると思う」という提案をします。
クララは鱗太郎をもとの時代の地球に返すというのです。
しかし鱗太郎は、イース人たちから最低な扱いを受けていながら
まさかの元居た世界に戻ることを拒否！？笑
拒否の理由が日本人が未来人イース人のヤプー人の子孫ということ
日本の長い歴史はイース人につくられていたこと
第3時世界大戦がはじまるということ
色んな要因が鱗太郎に地球に帰ることを止めてしまいます。
さんざんなじったクララを慈悲深い女神のようだと賞賛をします。
鱗太郎はなかなか、おめでたい頭の持ち主だなと
そのポジティブシンキングを見習いたい筆者。
引用：家畜人ヤプー（石ノ森章太郎デジタル大全）より
とにかく冷戦時代でいつ第3次世界大戦がおこってもおかしくないという
この小説が出来た経由と時代も関係していますが
鱗太郎はもう祖国を見捨ててクララのヤプー(せっちん)として
生きるという決断をします。
そして実の妹と子を作りその子供たちもイース人たちの家畜人として
生まれる…そこでこの物語は終わります。
引用：家畜人ヤプー（石ノ森章太郎デジタル大全）より
ちなみに筆者がなんで鱗太郎と妹が子供をつくったかというと
作中にイース人が鱗太郎を見て
この鱗太郎は犬属性がはんぱねぇから妹がいたと言っていたから
その妹さらって子ども作らせて優秀なヤプー人作ろうかな的なことを
つぶやいていたので
まぁイース人のクララのヤプーに染まった鱗太郎なら
妹との子作りもやるだろうなと思いこの、さいごのページを見て思ったわけです。
なんとも後味が悪い終わり方である。
ちなみにこの編の最終回の描写は江川版と石ノ森版で
表現の仕方が違うので、原作小説にはないのかな？と勘ぐってしまうけど
実際どうなのでしょうか。
原作も読んでみたいと思います。
家畜人ヤプーはおおざっぱなSM小説
そんな批難ごうごうな筆者ですが
読んでて思うのが、やだなぁって思う描写が多いのですが
どんどん読み進めてしまうのが
この漫画の怖いところだ。
まぁSMでいうところの
痛いのがだんだん快楽になっていく感じですよね…
やはり私たちはイース人が言うように家畜人の遺伝子をもっているのだろうか…笑
その事実に気づくとショックを隠し切れないというか…なんというか
本当にそんな遺伝子もってるかもしれない…
とりあえずヤプーとなり家畜同然でイース人に尽くす鱗太郎をみて
終わりにします。
引用：家畜人ヤプー（石ノ森章太郎デジタル大全）より
日本人は属することで力を発揮する民族なので
皇族にしろ、推し活にしろ
誰かの下に付くことで安心して過ごせるのが
私達日本人なんでしょう笑
一度読んだらあまりの衝撃に
きっとあなたの中の思い出の1作になる「家畜人ヤプー」
ぜひ読んでみてはいかがでしょうか！
(無理におすすめはしない、私は好きだが笑)
感想記事終わり！
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